- 絵の構図についてネット調べているんだけど情報が多すぎてよくわからない
- 何から勉強したらいいの?
- すぐに使える構図作りのコツが知りたい
よく「絵は構図が大事」と言われますが、初心者は何をどうしたらいいかピンとこないまま、なんとなく作画してしまうことがあります。
この記事はこの悩みに答えます。
こんにちは、フォックスです!
今回この記事では私が受講した「お絵かき講座パルミー」から構図の考え方についてご紹介します。
この記事を読めば、構図知識ゼロでもすぐに活用できてドラマティックにする構図の方法がわかります。
構図はかけ算
結論から言うと、アオリとフカン、ナナメの構図を掛け合わせましょう。下の絵を見てください。
アオリというのは見上げる視点、フカンというのは鳥の視点のように見下ろす視点。
ナナメは文字通り絵をあえてナナメにして描写する構図です。
これらはただモノを描写するだけでなく、その世界の状況説明や、キャラクターの心理描写、物語の起伏をつけるために意図的に使いわけされています。
アオリとフカンの構図
まずは、アオリとフカンを取り入れた構図とその効果について説明します。
アオリにすると「強い」「主観的」、フカンにすると「弱い」「客観的」なイメージを想起させます。
下の図を見てください。どちらも同じビルの上に女の子が立っていますが、左がアオリ、右がフカンです。
アオリは主観的でありキャラクターの描写や性格を強く押し出しています。フカンの方はキャラだけでなく背景も描写されており客観的に捉えらています。
また、アオリとフカン構図というのは、それ自体使うことによってドラマティックな雰囲気を演出します。
それだけでなく、左のアオリはキャラクターは背中を向けているので顔が見えませんが、視聴者にキャラクターの内面の心理を想起させます。
右のフカン構図は空からキャラを見下ろしてしているので、キャラクターの表情や仕草を客観的に見せることができます。
ポイント!
- アオリとフカンは演出要素が強い
- アオリは「強い」イメージ、フカンは「弱い」イメージ
- アオリは主観的、フカンは客観的な印象を伝える
斜めアングルや足もとの構図
次に、このアオリとフカンにさらにななめ構図をかけると、よりおもしろい効果が発揮されます。下の絵を見てください。
左はアオリ×ななめ構図、右は足元だけ写した構図×ななめ構図です。
斜めのアングルや足のアングルだけというのは、それだけで迫力や非日常感が出ます。
視聴者には「不安定」や「物語が動き出す」印象を与えられるようになります。
チェック!
- アオリと斜めアングルを取り入れると迫力が増す
- 足もとアングルで非日常的な印象が伝えられる
まとめ【構図は掛け算でドラマティックにする】
まとめです。構図をドマティックにするにはアオリ・フカンを取り入れましょう。
まとめ
- アオリとフカン、ナナメ構図を使う
- アオリは「強」、フカンは「弱」のイメージになる
- 斜めアングル・足もとアングル構図を使うと迫力や非日常感が出る
- アオリ×ナナメ、フカン×ななめ構図など、アングルを掛け算するとよりドラマティックになる!
見せたいものをただ描写するのではなく、威圧感や客観性、緊急性を伝えるために、アオリやフカン、斜め構図を取り入れて工夫することが大事なんだね!
以上、フォックスでした。それではまた!
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