【イラスト・マンガ】わかりやすい構図の考え方【構図は人体比率でとらえる】

構図

構図の作り方が思いつかない・悩んでいる人向けの記事です。

構図の作り方がイマイチわからない。何を基準に考えればいいの?

考え方のポイントを知りたい。

今回はこんな疑問に答えます。

こんにちは、フォックスです!

よくマンガやイラスト、映像作品を作っていると、構図作りに悩みませんか?

何を基準に構図を決めたらいいのか、考え方がよくわかりません。

ということで、私が受講している「お絵かき講座パルミー」に構図の作り方の講座があったので、学びました。

今回はこの講座からその考え方をカンタンにお話しします。

構図は人体比率で考える

最初に構図の考え方について説明します。

構図はフレームに対して人体比率で考えるとわかりやすいです。

下の図を見てください。これはキャラクターの比率に対してフレームを引いたものです

構図

構図はそれぞれ次です。

  • 超アップ
  • クローズアップ
  • バストアップ
  • ウェスト
  • ひざ丈
  • 全身

これを横に並べてみますね。

構図を並べる

構図というのは、アップになればなるほど主観的に、引けば引くほど客観的になります。

で、構図を考えるときの指標としては、

  • 見ている人に何を伝えたいか?
  • それは主観か客観か?
  • 人体比率を尺度に決める

と良いと言えそうです。では、それぞれの構図の特性を説明します。

超アップとクローズアップ

まずは超アップとクローズアップについて説明します。

アップにすると、間違いなく重要なものを重要と見せることができます。

超アップです。感情だけがMAXで伝えられます。

次はクローズアップです。

クローズアップでは、感情だけでなくキャラクターのしぐさも伝えられます。

クローズアップ
表情全体を入れると

このように、超アップとクローズアップはキャラクターの感情に焦点を当てています。

バストアップとウェスト

次にバストアップとウェストについて説明します。

フレームに対して背景の面積が多くなってくると、「どこ」で「何を」しているのかを伝えられます。

バストアップの構図です。

バストアップ
電車の中で女の子がスマホをいじっています。

「場所」と「何を」しているかわかるのか。

また、背景を使ってキャラクターの心情を伝えることもできます。

ウェスト
女の子が感激している様子。背景も感情に合わせたイメージを使っています。

背景でキャラクターの気持ちをイメージ化して伝えています。

以上のように、バストアップとウェストでは、キャラクターのいる場所や何をしているかを伝えることができます。

ひざ丈と全身

次はひざ丈と全身について説明します。

このくらいの引きの構図になると、アクションを全身で表現するなど、人物が「どこ」で「何を」「している」のかを伝えられます。

下はひざ丈の構図です。

ひざ丈
公園で女の子が通話しています。

「ウェスト」よりも、さらに状況の方が伝わりようになります。

そして下が全身の構図です。

全身
図書館で女の子が本を取ろうとしています。

以上のように、ひざ丈や全身構図は感情よりも状況を伝えられます。

遠景

最後は遠景について説明します。

遠景は、世界観や時代、状況を伝えることができる構図です。

遠景
キャラクターが住宅街の中にいます。

キャラクターがいる場所やお話がどこから始まるのかを伝えることができます。

【まとめ】構図は人体比率で考えるとわかりやすい

まとめです。

構図は伝えたいことに応じて、人体比率で考えるのがポイントです。

まとめ

  • 絵で伝えたいことは何?キャラクターの感情?行動やアクション?場所?状況を伝えたいのか?
  • 伝えたいことに応じて、キャラクターの人体比率を基準に構図を決める
  • 超アップ/クローズアップ/バストアップ/ウェスト/ひざ丈/全身/遠景から選ぶ

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以上、フォックスでした。それではまた!

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