- クリスタのベクターレイヤーの使い方がよくわからない
- どういった時に使うものなのか知りたい
- オススメの参考書があったら知りたい
ベクターレイヤーが便利だと聞くけど、イマイチ使い方がわかっていない
こんな疑問に答えます。
こんにちは、フォックスです!
今回はクリスタのベクターレイヤーについてカンタンに説明します
この記事ではベクターレイヤーがわからないという方に「iPad&クリスタで描く ゆるゆるマンガ道」(青木俊直著/玄光社)をご紹介します。
この記事を読めば、ベクターレイヤーとその特徴がざっくりとわかります。
この記事でわかること
ベクターレイヤーとは?
ベクターレイヤーというのは、拡大・縮小してもが劣化しない絵が描けるレイヤーです。
「ラスターレイヤー」というレイヤーというのもあります。ラスターはピクセル(画素)で描くレイヤーです。Photoshopや他のお絵かきソフトのレイヤーもほぼこのレイヤーなので、同じ感覚でお絵かきできます。
ラスターレイヤーとベクターレイヤー描いた絵を2倍に拡大するとどうなるか比較してください。
ご覧のとおり、ベクターレイヤーの線はキレイなままですが、ラスターレイヤーの線はぼやけているのがわかると思います。
ベクターの線は画素でなく、データでできているのです。
一度描いた絵を後々拡大縮小を繰り返すような場合、ベクターレイヤーで描いた方が便利だということが言えます。
ベクターレイヤーのメリットとデメリット
ざっと主な特徴を解説します
ベクターレイヤーの特徴
- ベクター消去ではみ出し線を消せる
- サイズを変えると線の太さも変わる
- 後から線の加工・修正ができる
- 「塗りつぶし」ができない
ベクター消去ではみ出し線を消せる
ベクターレイヤーで描いた線は、「ベクター消去」という機能で消すことができます。
ベクターレイヤーで消しゴムを選んでツールのプロパティをみると、「ベクター消去」という項目があります。
おもしろいのが、この②の「交点まで」を選ぶと、はみ出した線だけ消すことができます。
なにコレ!ちょー便利じゃん!!
変形でベクターの線の太さを変更
ベクターレイヤーでは、絵の変形時のプロパティに「ベクターの太さを変更」というのがあります。
これにチェックを入れると絵の拡大縮小に合わせて線の太さも変わり、外すと線の太さは変わりません。
後から線の加工・修正ができる
ベクターの線は描いた後に加工や修正ができます。
ベクターレイヤーを選択するとレイヤープロパティにツールナビゲーションがあります。
①オブジェクトでベクター線を移動・変形
選択した線を移動・変形・回転ができます。
②線修正で変形、修正
線のポイントを選択して移動して変形ができます。
③ベクター線つまみで変形
線をペンで動かすと線が変形します。
④線幅修正
ベクター線の上をペンでなぞると、線がそのたびに太くなります。
ベクターレイヤーには「塗りつぶし」ができない
デメリットと言っていいのかわかりませんが、ベクターレイヤーに描いた絵には直接「塗りつぶし」ができません。
塗るためには、塗りつぶし用にラスターレイヤーを別に用意して「参照」して塗ります。
ベクターレイヤーの特徴まとめ
今回はベクターレイヤーとラスターレイヤーの違いと、ベクターレイヤーの特徴について解説しました。
まとめ
- ベクターレイヤーとラスターレイヤーは線の質が違う
- ラスターレイヤーで描く線は画素描画に対して、ベクターレイヤーで描く線はデータ描画
- ベクターで描いた線は拡縮しても劣化せず、描いた線は後から加工、修正ができる
- ベクターレイヤーには直接「塗りつぶし」ができないため、別途ラスターレイヤーを作って参照で塗る
ラスターレイヤーと比べると、ちょっとクセがありそうだけど線が劣化しないのと、はみ出し線が消せるのがいいね!
今回の記事で本書が気になった人は手に取ってみることをおすすめします。マンガで解説してくれるのでわかりやすいです。
iPad&クリスタで描く ゆるゆるマンガ道
今回は以上です。このブログでは初心者クリエイター向けに、スキルアップに役立ちそうな情報を発信しています。この記事が気に入ったらフォローをお願いします。
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