【初心者向け】キャラクターイラストを描いてみる④【色の塗り方】

キャラクターイラストの描き方を知りたい人向けの記事です。

キャラクターイラストをうまく描きたいんだけど、初心者向けの分かりやすい描き方ないの?

今回はこんな疑問にお答えしています。

第4回の今回は、【色の塗り方】についてお話しします!

私が受講している「お絵かき講座パルミー」に初心者向けにデジタルでのキャラクターイラストの描き方があったので、実際描きながら数回にわたって紹介します。

▶︎初心者向け イラスト上達プログラム

初心者向け イラスト上達プログラム(講師:雪詩さひろ先生)

前回のおさらい

フォックス
フォックス

前回は下書きして線画を描きました。今回はこの線画に色を塗っていきます。

前回は線画を描きました。

色塗りについて

今回は逆光表現

フォックス
フォックス

色塗りについては今回は逆光表現にします。

ネコット
ネコット

なんで逆光にすんの?

講師の雪詩さひろ先生曰く、影というのは立体感をかなり把握していないとうまく塗れず意外と難しいからだそうです。

逆光は影の付け方が分からなくてもキレイに見れちゃうお手軽な方法なんだそう。

MEMO
初心者にとっては、まず一枚のイラストを完成するのが目標。最低限の影だけで優しくかつ良い見栄にできる逆光にしよう。

逆光とは?

アキ
アキ

逆光について、もう少し詳しく教えてプリーズ。

逆光とは後ろから光が当たる表現です。

やり方としては、ベース色のレイヤーに逆光用の影レイヤーを重ねて、ふちを光らせたり、ハイライトを入れたりすると、こんな感じで逆光表現ができます。

ざっくりですが逆光の図

パーツごとにベースカラーを塗る

フォックス
フォックス

色を塗ります。一色につき1レイヤーごとにベースカラーを塗ります。

塗りのレイヤーは線画の下に作ります。

選択ツールを使って、塗るところを大きく囲い、バケツツール塗って、後で塗透明なところ個別に消します。


1 選択ツールで塗る部分を囲い込み選択する

2 バケツツールで塗る

色の微調整は後でしますので、なんとなくの色で塗ります。

3 塗りレイヤーを非表示にして、今度は透明にする部分を選択

4 塗ったレイヤーを表示して透明部分を消す

5 細かい部分は消しゴムで消す

選択を解除して、消し残しを消しゴムで丁寧に消していきます。


同様の手順で全てのパーツに色を塗りました。

塗りレイヤーは一つのフォルダにまとめておきます。

1レイヤー1色ごとに塗りました。

MEMO

・選択ツールとバケツツールですばやく塗る!
・パーツごとにレイヤーを分けておくと後で色の調整がしやすい!

色の調整方法

フォックス
フォックス

色の調整は色相フィルタを使います。

私はメディバンペイントを使っているので、メディバンの「レイヤーフィルタ」の「色相」を使いました。

メディバンペイントのレイヤーフィルタの「色相」画面

背景の作り方

フォックス
フォックス

背景を作ってみます。

1 キャラクターの後光のような円を作る

塗りレイヤーの下に新しくレイヤーを作って、楕円ツールで図のような円を描きます。

2 円をぼかす

円のレイヤーに「レイヤーフィルタ」の「ガウスぼかし」をかけて、円を輪郭をぼかします。

3 ステンドグラスタイルを入れる

ぼかした円のレイヤーの上に新しくレイヤーを作ってステンドグラスタイルを入れます。

4 ステンドグラスのレイヤーを「クリッピング」にする

ステンドグラスのレイヤーを「クリッピング」にします。

するとこのように、ステンドグラスの描画が下の円のところだけが残り、他は透明になります。

アキ
アキ

え!これどうなってんの?

5 続けて何枚か重ねて完成

続けて色味調整用のレイヤーと、質感用に布テクスチャのレイヤーを重ねて、クリッピングにしてオーバーレイにしました。

クリッピングとは?

アキ
アキ

クリッピングってなんなの?

フォックス
フォックス

クリッピングとは、下にレイヤーがあったら、そのレイヤーの描いてある部分からはみ出さなくなる機能です。

このように円とはみ出した線のレイヤーがあったとします。
上のレイヤーをクリッピングすると、下の円以外の描が消えます。

MEMO
クリッピングは重ね塗りをするときなどに、ベースカラーからはみ出さなくなるので便利

目を塗る

ネコット
ネコット

なんで先に目を塗るの?

フォックス
フォックス

目が塗ってあればモチベーションが上がるじゃん!

というのもあるし、後半で目を塗って表情が違ったと思ったら、直すのが大変になる。

目が塗ってあると、表情のイメージを崩さずに塗っていけるし、もしこの段階で、違う顔だと思ったら、線画に立ち戻って直した方が後で楽になる、とのこと。

1 黒目を青いグラデーションで塗る

黒目のレイヤーの上に新規レイヤーを作ってクリッピングにします。

グラデーションを選択して、設定を「前景」にして、目の範囲に青で塗ります。

MEMO
グラデーションを「前景」にすると下のレイヤーに透過するように描けることができる

2 目のグラデーションのレイヤーをクリッピング

グラデーションをかけたレイヤーをクリッピングにします。

黒目以外の部分が透明になります。

3 目の下の方を削る

目の下の方を消しゴムで図のように消します。

4 白いグラデーションをかける

黒目と青いグラデの間にレイヤーを作って、削った部分に対して白いグラデーションをかけます。

濃すぎたらレイヤーの不透明度を下げます。

5 瞳孔を塗る

レイヤーを作って、濃い青で瞳孔を塗ります。

6 ハイライトを入れる

ハイライト用のレイヤーを線画より上に作って、目のハイライトを描きます。

以上で完成しました!

影を落とす

逆光の影をつけます。影は塗りレイヤーに上にかけます。

1 塗りレイヤーをフォルダにまとめる

塗りレイヤーをフォルダにまとめて、そのフォルダの上に影レイヤーを作ります。

2 塗りを選択範囲にする

塗りの部分を選択範囲にします。(以下はメディバンペイントの方法です)

塗りをまとめたフォルダを選択して、選択ツールの「描画部分の選択」を選びます。

するとキャラクターの塗られた部分が全て選択されます。

3 バケツツールで塗る

影レイヤーを選択して、バケツツールで選択範囲を塗りつぶします。

4 レイヤーを乗算にする

影レイヤーを乗算に変更します。

MEMO
塗りは選択範囲に変更できる!

まとめ

今回はここまでです!

色の塗り方 まとめ
  • 逆光表現は影の付け方が分からなくてもキレイに見えちゃう
  • ベースカラーは1パーツ1レイヤーごとに塗る
  • 色の調整はフィルタの色相を使う
  • 目を先に塗って表情の印象をチェック
  • 塗り部分を選択範囲に変更すれば重ね塗りに便利
  • 背景は素材を流用してカンタン作成
フォックス
フォックス

レイヤーごとに色を塗り分けたりしておくと、後で色味調整がいくらでもできるのは便利です。

ネコット
ネコット

クリッピングマスクは重ねする時に塗る部分とそうでない部分を区別できるので便利だなあ。

アキ
アキ

背景作るのは大変そうだし苦手意識あるんだけど、フリー素材を使えばカンタンにできるんだね。

今回ご紹介したように、パルミーでは初心者向けにわかりやすい講座は他にもたくさんあります。

リンクを下に貼っておくので気になる方はチェックしてみてください。

フォックス
フォックス

次回は最終回「イラストの仕上げ方」をお送りします!

以上フォックスでした。それでは、また!


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今回参考にしている講座

▶︎初心者向け イラスト上達プログラム

デジタルツールでのキャラクターイラストの描き方を解説しています。(講師:雪詩さひろ先生)

本記事で使用した機材

私は普段iPad Proで制作しています。机でもベッドでも外でも、好きなところでお絵かきができるので愛用しています!

 

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