フリーランスに興味があるんだけど、どうやったらフリーランスになれるんだろう?
どんな準備がいるんだろう?
何かいい参考書はないのだろうか?
こんにちは、フォックスです!今日も楽しくクリエイティブしてますか?
今回は、高田ゲンキ氏の【世界一やさしい フリーランスの教科書 1年生】を解説します。
この記事を読んでいるアナタはフリーランスに憧れている人ではないでしょうか?かくいう私もその一人です。
しかしフリーランスになるためには、具体的にどんな行動が必要なのかわかりません。学校や親は会社に就職することは教えてくれても、フリーランスのなり方は教えてくれません。
本書はそんな悩みを持った人たちに向けた、フリーランスのなり方を教えてくれる教科書です。
著者の高田ゲンキ氏は20代前半で会社を退職し、フリーランスのイラストレーター/マンガ家として活動を開始し、現在はドイツのベルリンに移住して自由な働き方をしています。
そんな著者が本書でフリーランスのメリットデメリット、働き方、準備、営業や仕事の仕方、注意点など多岐にわたって親切に解説してくれています。
この記事では私が特に気になった部分をピックアップします。本書が気になったらぜひ手に取ってみることをおすすめします。では本日のお題です。
フリーランスとは?
フリーランスとは何か、フリーランスのメリットとデメリットについて解説します。
フリーランスとは
フリーランスはひとことでいうと「個人事業主」です。
独立してビジネスをすることを「自営業」、時間や場所に縛られない仕事(クリエイター、分筆、技術職)を「自由業」と呼ぶことが多いそうです。本書は「自由業」寄りで解説しています。
フリーランスのメリットとデメリット
著者の考えるフリーランスのメリットとデメリットは次の通りです。
メリット1 時間や場所にとらわれない
- 時間や場所に縛られない
- 好きな時間に働ける
- 好きな場所で働ける
フリーランスの最大のメリットは、働く時間と場所にとらわれないことです。通勤はないし毎日満員電車に乗ることもありません。
ノートパソコンさえあればどこでも仕事ができます。事実、筆者はベルリンで生活しながら仕事をしており、住む場所さえ自由です。
メリット2 仕事もプライベートの選択肢が増える
- 嫌いな人と働かなくていい
- 家族と過ごす時間が増える
人間関係は常に会社員の悩みです。フリーランスの場合は相性の悪いクライアントとは二度と一緒に仕事をしないで済みます。
それに、家族や大切な人と過ごす時間も増えるし単身赴任や遠距離恋愛などをせずに済みます。
私は転勤の辞令を受けて単身赴任をしていますが、家族とくらす時間が減りました。私がフリーランスを目指す理由がこれです。
メリット3 自分のためだけに働ける
- 「生産量」と「稼ぎ」が比例する
- 自分の能力を最大限生かせる
- 会社の評価ではなく、自分の評価になる
会社員は働いた時間に応じて稼げるのに対して、フリーランスは生産量に応じて稼ぎが増えます。
また、フリーランスは自分の得意分野を活かせて働けます。会社では配属によって仕事が決まるので苦手な分野でも働かなくてはいけません。
会社では自分の仕事は会社の業績になりますが、フリーランスは自分のした仕事は自分の実績になります。
メリット4 リスクが低い
- 自分の判断で長期的なプロジェクトを続けられる
- 失敗がキャリアに影響しにくい
筆者いわく、フリーランスはリスクが低いといいます。まず自分の判断でプロジェクトを継続できるかどうか決められます。
そしてフリーランスはビジネスの失敗が後のキャリアにそれほど影響しません。たいていはそのクライアントから仕事の依頼が来なくなる程度の影響で、もっと相性のいいクライアントを探すだけの話だそうです。
フリーランスのデメリット
逆に筆者の唱えるフリーランスのデメリットについて解説します。
デメリット1 仕事の責任はすべて自分の責任
- 確定申告が面倒くさい
- 初期費用がお金がかかる
会社員は会社が年末調整で申告してくれますが、フリーランスになったら毎年確定申告をしなければなりません。これが面倒です。そのため、筆者は税理士さんにお願いしているそうです。
仕事に必要な設備は自分で揃えなければならないので、お金もかかります。筆者の場合、パソコンやデスクなど諸々込みで200万ほどかかったそうです。
デメリット2 お金や老後に関する不安
- 収入が不安定
- クレジットカードが作りにくい
- 住宅ローンが組みにくい
- 老後が心配
まず収入が安定しません。仕事があれば収入があり、仕事がなければ収入はありません。
収入が不安定なのでクレジットカードの審査が厳しくなります。ですが、最近はフリーランスが注目されてくるようになり、ランサーズが新生銀行とフリーランス向けのクレカを作るなど、状況が変わりつつあるということです。
住宅ローンも組みにくくなります。マイホームを購入するか、好きな働き方をするかどちらかを選ぶ必要があります。大きな選択ですね。
老後も不安です。働き続けられるのか稼ぎ続けるのか保証がありません。
ただし会社員だとしてお金や老後の不安は変わりません。これについてはちゃんと貯金し、勉強し、健康に気をつけるしかありません。
デメリット3 フリーランスならではの問題
- 孤独
- 間違いや無知を指摘してくれる人がいない
独立したばかりの時期はとても孤独だそうです。しかし筆者はそういう時期の孤独が自分を成長させてくれると信じているそうです。
またフリーランスは、間違いや無知をしてくれる人がいません。大人なら知っていて当然のことは、フリーランスになると誰も教えてくれません。なので、フリーランス同士で忌憚なく間違いをしあえる関係性を持てると理想的だそうです。
どんなフリーランスになりたいか
第2章ではどんな仕事をしてフリーランスになるかを解説します。
「好きなこと」より「得意なこと」を仕事にする
筆者いわく、成功している人の多くは「好きなこと」より「得意なこと」を仕事にしているといいます。
なぜなら、「好き」が主観的な基準なのに対して、「得意」は第三者からの相対的な評価だからです。
得意なことを思いつく方法があります。次の質問に答えてください。
得意なことの見つけ方
- よく他人に褒められることは?
- やっていて苦でないことは?
アナタにも人からよく褒められることがあるはずです。
そして人は得意なことをほど自然にやってしまいます。それが特別なことだとは認識していません。
また、いくらやっていても苦でないこと。誰に強制されるわけでもなく自然、自発的にやってしまうことです。じつは、「好きなこと」より「得意なこと」のほうがじつは本当に好きであることが多いといいます。
私も自分が何が得意なのか考えてみました
- 絵を描くことは「好き」だけど、「得意」ではない(事実、イラストレーターや漫画家を仕事にしていない)
- 他人から「得意」だと評価されてきたり苦でないのは、3DCGモーションデザインやモーションを人に教えること、リーダーの仕事(じっさいに仕事でそれをやってきた)
アナタも考えてみてください。得意なこと、ずっとやっていて苦でないこと。それがフリーランスでもできる仕事ではないでしょうか。
もしその「得意なこと」があって、それがプロレベルなら独立する準備が整っているといえるそうです。
職種・業界についてリサーチする
志望職種を絞ったら、その職種と業界についてリサーチをしましょうと筆者はいいます。
リサーチ
- その業界でフリーランスとして活躍している人は誰か
- その業界でフリーランスをしている人はどのようにしてプロになるか
- ②の一般的な方法以外にイレギュラーな道もあるか
- その業界のフリーランスたちはどのように稼いでいるか
- その業界で一般的に使われているツールは何か
これらを調べていくと、その分野で求められる仕事の成果やスキルの身につけ方がわかるといいます。それ通りにスキルを学び独立準備を進めていくというわけです。
本日のハイライト
長くなりましたが本日学んだことをまとめます。
まとめ
- フリーランスは「個人事業主」 働く場所や時間に縛られない働き方ができる
- フリーランスのメリットとデメリット
- 働く時間と場所に縛られない
- 仕事と人間関係の選択肢が増える
- 自分のために働ける
- 仕事は全て自己責任
- お金や老後の不安
- 孤独
- フリーランスとして成功している人は、「好き」なことでなく「得意」なことを仕事にしている
- 志望職種で成功している人をリサーチすることで、学ぶべきスキルや独立する準備を逆算できる
さて、いかがだったでしょうか?
フリーランスは自由な時間や場所で働くことができることばかりに憧れますが、仕事はすべて自己管理・自己責任になります。仕事がなければ無収入です。また、クレジットカードやローンが組みにくいといった社会的信用度も低いということも知っておかねばなりません。
ですがそれがリスクだからといって、会社に居続けたとしましょう。
人間関係や毎日通勤のストレスを感じたまま、人生の大半の時間をささげていいのでしょうか。転勤で家族と離れ離れに過ごしてそれが幸せなのでしょうか。
少しでも疑問を感じているなら、後悔しないよう一刻も早く行動すべきだと思いました。
もし今回の記事で本書が気になったら、ぜひ手にとって読んでみることをオススメします。
それでは次回の後半は、フリーランスとして独立する準備や営業や仕事のやり方について紹介したいと思います。
今回は以上です。このブログでは他にもクリエイティブな情報を発信しています。私のやる気アップとさらなる記事のクオリティアップや励みにつながりますので、登録やフォローをよろしくお願いします。
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