- ゲーム業界と全く関係ない仕事をしているけど将来ゲーム会社のモーションデザイナーになりたい
- 社会人でモーションデザイナーを目指すのは遅いのだろうか
- 専門学校で勉強し直した方がいいのだろうか?
- 実際にゲーム業界で働いている人に自分みたいな人がいるか聞いてみたい
ゲーム業界に憧れて転職しようとしても、未経験での中途入社は難しいのが現実です。
こんにちは、フォックスです!
ゲーム業界で働きながらイラスト制作やお絵かきスキルアップ情報を発信しています
はじめに結論からいうと、私はゲーム会社に中途入社しています。だから不可能ではありません。
そこで今回は全くゲーム業界に関係ない人がどうやったらゲーム会社に中途入社できるのかを解説します。
ゲーム業界を志望するアナタにとって参考になると思います。
社会人でモーションデザイナーを目指すのは遅くない
社会人でモーションを目指すのは遅いの?
社会人でも遅くありません
未経験者で他業種からゲーム会社に中途入社する人はいます。
私フォックスも24,5歳の時にゲーム会社にアルバイト待遇でしたが中途入社しました。3DCGが学べる専門学校に通って、ポートフォリオ(作品集)を作って会社に送りました。
しかし、未経験採用は新卒よりも厳しい審査をされます。
ポートフォリオ審査はもちろん、実務経験やパーソナリティ、キャリアの思考性、コミュニケーションも入念にチェックされます。
また、24歳では遅くないかもしれませんが、20代後半になるにつれて厳しくなり、30歳以上になるとよほど作品が良くない限り、入社できる可能性はどんどん低くなります。
独学する上での注意点
3Dを勉強するなら専門学校と独学どっちがいいの?
3DCGをある程度使えるなら独学でいいと思います
専門学校は基本的にソフトの使い方を学ぶところです。
学校は仲間や友達、コミュニティを作りたいなら学校に行くのはありですが、そういう目的がなければ独学でも良いと思います。
しかし独学でもそうでないにしても、モーションは自力で上達するのは相当難しい分野です。
モーションを学習するならプロの作り方を学ぶべきです。
プロの作り方ってどこで分かるの?
プロが解説する手法や動画や推薦する書籍を参考に作ること。
プロによるセミナーに参加すること。
セミナーに行けば、直接講師にモーションを見てもらう機会もあるかもしれませんし、質問にも答えてくれるでしょう。
アニメーションのセミナーの例
例えば「CG WORLD」では、海外の著名なアニメーターを招いて定期的にアニメーションセミナーを開催しています。
「ヨーヘイ アニメーションワークフローライブ/小池 洋平」
https://shop.cgworld.jp/shopdetail/000000000742/course/page1/order/
CGアニメーターによるトレーニング
思い切って、アニメーターから直レッスンを受けられるオンライントレーニングに飛び込むのもアリです。
▶︎Animation Aid(アニメーションエイド)
アニメーション参考書
アニメーターズ・サバイバルキットは、アニメーションの作る考え方や理論がわかります。
増補 アニメーターズサバイバルキット
作品があるなら会社に応募した方がいい
今ある作品で会社に応募した方がいいの?
リアルな動きを参考にしたモーションをある程度作ってから応募したほうがいいと思います。
どんな作品がいいかというと、歩き、走り、ジャンプ、パンチ、キックなどの基本的な動作です。
評価されやすい作品の条件を、もう少し細かく書きます。
- 基本的な動作をしている(歩きや走り、ジャンプなど)
- カットアニメーションでなく固定カメラで全身の動きがつけられている
- リアル等身の人型で動きをつけている
- その場の動きじゃなく、地面をある程度移動して動いている
- プラスアルファとして、アクロバットなモーション、武器モーション、動物のモーション(4足動物の歩きや走り)があるとベスト
モーションのプロは虚構的な動きよりも、基礎力が分かるリアルな動きの作品を高く評価します。
リアルな生き物の動きを参考にアニメーションを作るようにしましょう。
ついでなので評価されない・されにくいモーションも書いておきます。
- 2D・3Dアニメやゲームのキャラクターの動きをまんまトレースしたもの
- 虚構的な動きしかない、リアリティが全くない動き
- ロボットやメカ、ちびキャラだけのモーション
- カットワークがあるアニメーション
- モーションキャプチャー作品
アニメやゲームをそのまままトレースして作っている人がけっこう多いですが、これはおすすめしません。
ゲームやアニメは、それ自体が創作物でリアルな動きじゃありません。
カットシーンは全身が映らないことがあるし、ロボットやちびキャラだけだとリアルな動きが作れるのかどうかわかりません。モーションキャプチャーも実力でつけたものじゃありません。
リアルでないものや実力が判定できないものは評価されにくいので注意です。
MMDやBlenderで得た知識は他のソフトで役立つ
MMDやBlenderで得た知識はMayaや他のソフトで役立つの?
役立ちます
3DCGソフトはUIや機能に違いはあれど、工程は変わらないので、基本的な知識があればMayaや他のソフトでも通用します。
しかし業界を目指すなら、その業界で使われているソフトを使った方がいいです。会社からするとソフトを教えるコストがかからない分、即戦力として期待されます。
ゲーム業界の場合よく使われているソフトは 以上、回答をまとめます。 プロの作り方やアニメーション理論を参考にし、観察眼やポーズの造形力・表現力を身につけながら、作品を作って応募しましょう。 以上、フォックスでした。それではまた!今すぐに行動しよう