マンガを上手く描けなくて悩んでいる人
ストーリーマンガがうまくできない…。
手順がわからないんだよ。
マンガの描き方の本を読んでもうまくできない。
何かいい方法があったら知りたいんだけど！
こういった疑問に答えます。
こんにちは、フォックスです！
私もマンガを描こうとして挫折した人間です。
今までマンガをちゃんと完成させたことがあまりありません（2、3回くらいはありますが…）。
理由は、自分の中で描き方の手順や、アイデアがまとまらないまま描いてしまうこと。それで延々いじくりまわして、途中で投げ出してしまうことが何度もありました。
そんな私が、「お絵かき講座パルミー」のマンガ講座を受けてみたら、 2ページマンガを完成させることができました。
今までたくさんのマンガの描き方の本を読んできたつもりですが、このパルミーの講座はそのどれよりもわかりやすく、取り組みやすい工程でした。
そんな誰でも描き切れるマンガの描き方の手順を数回にわたって紹介していきます。
- 第1回 ストーリーを作る
- 第2回 コマを描く
- 第3回 ページを構成して清書する
今回はその第1回となります。
ちなみに、この工程はデジタルありきです。アナログ派の人ごめんなさい！
マンガを完成するまでの工程
さっそくですが、マンガを完成させるまでの全工程を確認します。
今回は、1「テーマを決める」から3の「いらない部分をそぎ落とす」までお話しします。
テーマを決める
ストーリーのテーマを決めます。
今回はパルミーの講座で指定されたテーマを例にして、工程を説明していきます。
なんでセリフは一言だけにすんの？
それは脱顔マンガの意図があるから。
セリフは最後に一言だけにしてあるのは、脱顔マンガの意図があります。
セリフがあると顔を描いて会話させてしまうので、セリフを無くして描くクセをつけるためです。
改めて、以上のテーマで私が描いたマンガがこちらです。
プレゼントが「缶コーヒー」、最後の一言は「あったかいです」か。
缶コーヒーのCMみたいだな。
……
ストーリーを書き出す
ストーリーを書き出します。紙とペンを用意してください。
ここでやることは２つです。
ネタを質問形式で書き出す
テーマに対して質問した答えをネタとしてバーっと書き出します。
テーマにつながる妄想や、思いついたものを絵も含めて描きます。
テーマ「プレゼントを渡しに行く」で質問に答える（全部を必ず埋めなくてもかまいません）
- 場所はどこ？
- 誰が誰にプレゼンントするのか？
- 何をプレゼントする？
- なぜプレゼントするの？
- 関係性は？
- ハッピーエンド？バッドエンド？
- プレゼントする側のBefore After
- プレゼントされる側のBefore After
私が書いたネタはこちらです。
時系列に並べる
書き出したら、次にネタを時系列順に並べます。
長くなってもいいの？
次の工程で削るので、この時点では長さとか2ページを意識しなくてだいじょうぶ。
でも何がどうなったくらいにシンプルにします。
妄想やネタ出しに制限をかけないようにします。キャラクターもこの時点でざっくり考えておきます。
いらない部分をそぎ落とす
今度は2ページに入るように、書き出したことを削ぎ落とします。
ここで行うことは次です。
書き出したストーリーを10コマに分ける
2ページに落とし込むため、書き出したストーリーを10コマ分に分けて書き出します（1ページ5コマ換算）。
書いてあること全部を10コマに分けるのでなく、１つのコマにつき、伝えたいことや行動は１つにしぼります。
重要でないものは削ぎ落としてください。
場面転換は1回だけにする
作中の場面転換は1回だけにします。
なんで場面展開は1回だけ？
なぜなら、場面が多いと要素がふくらんで、それだけハードルが上がる。
場面転換は1回です。
描き切れない人の目標は、描き切る（完結させる）ことです。
今回の作例だと6番の場転（場面展開）の1回か。
何度も言いますが、描き切るために「何がどうなった」くらいまで極力シンプルにします。
今回はここまでにします。次回は「コマを描く」に続きます！ではまた！
第2回 コマを描く に続きます。
※0円のイラスト・マンガのオンライン教室という近道
最近はイラストのオンライン教室も増えており、最初の基礎を身につけるならパルミーの方が早いかもしれません。パルミーは1週間の無料体験があるので、これを使ってイラスト・マンガの基礎を学ぶのもありです。
今回参考にした講座
本記事で使用している機材
本記事の絵はオールiPad Proで制作しています。机でもベッドでも外でも、好きなところで、気楽に楽しくお絵かきができます。
