【X(Twitter)】海外からのイラストDM依頼の対応方法を解説!

X(Twitter)で海外の人からDMでイラストの制作依頼が来ちゃったんだけど、どうしたらいいの?

イラストを仕事をしていると、海外の人から直接依頼が来ることがあるかもしれません。そんな時、こんな悩みに直面するのではないかと思います。

  • ちゃんと言葉が通じるんだろうか?
  • 支払い方法はどうしたらいいんだろうか?
  • クライアントとDMでどんなやりとりをすればいいの?

こんにちは、フォックスです!

今回はXで海外からイラストのDM依頼が来たときの具体的な対応方法について解説します

海外から直接依頼が来てしまって悩んでいる人、これから海外取引をしたいと考えている人の参考になると幸いです。

結論

はじめに結論です。

  • 言語の違いは翻訳ツールのDeepLを使う
  • 支払い方法はPayPal
  • クライアントとは依頼の詳細、利用用途、依頼料、納期、支払い方法、入金期限、納品方法を取り決める

まず私の体験からお話します。

つい先日XのDMで海外のVtuberさんから直でイラストの依頼がありました。

私、普段はSkebでイラスト制作をしており、直接依頼をやったことはなかったんですが、海外の人との取引も初めてでしたが、「やろう」と思いました。

というのは、私にはある程度海外取引のイメージはできていました。

私が参考にしているイラストレーターに、海外Vtuberさんのアートを描いて活躍されているakAgiさんという方がいます。

私がSkebでVtuberさんのイラストを描いて稼ごうと思ったのも、この方の書籍を読んだからです。

当然ながら海外との直接取引についても、具体的で誰もが実践できる対応方法を発信されています。


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ノウハウやアドバイスのおかげで、結果的に私はやりとりや支払い手続き、納品を完了して初めての海外取引を成功することができました。

この記事では、Akagi さんのアドバイスを元にした実体験をみなさんにお伝えします。

実績ゼロの私にもできたのですから、同じようにアドバイス通りに実践すれば、あなたも海外取引できるはずです。

翻訳ツールDeepLを使う

まず言語対策です。

海外の人とのやりとりには、DeepLという翻訳ツールを使います。

◆DeepL

使い方はカンタンです。

DeepLの使い方

  • 相手のメッセージをコピペして意味を確認
  • 送りたい文章を翻訳して確認して問題なければ、DMにコピペして送信

例文として、今回のクライアントの依頼をDeepLで翻訳します。

左が依頼文、右が和訳です。

いかがでしょうか?かなり違和感なく和訳しています。

支払い方法はPayPal

支払い方法はPayPalが良いです。

PayPalはECサイトやWebサービスでの支払い手段として世界中で利用されているオンライン決済サービスで、200ヶ国以上の国と100通貨通貨をカバーしています。

PayPal.me

私はPayPal.meを採用することにしました。

PayPal.meはソーシャルメディア上で請求・決済をするサービスです。

PayPal.meを採用した理由としては、自分専用の請求リンクを作って相手にEメールやSMS、SNSで共有し、受け取った相手はリンクから支払いができるからです。

自分専用の請求リンク
(PayPalより引用)
  • PayPalにログインしてPayPal.meを選択
  • 自分専用のリンクを作る
  • リンクをURLを貼り付けて送信する

PayPal.meのメリットは以下のとおりです。

PayPal.meのメリット

  • ソーシャルメディア上で商取引の決済・請求ができるため、集金作業をすばやく手軽に行える
  • 自分の銀行口座情報を相手に知らせることなく決済が完結できる
  • PayPal.meはPayPalのアカウントを持っていれば誰でも無料で使える
  • ただし、PayPal.meの利用にはビジネスアカウントアカウントが必要
  • ビジネスアカウントの作成は無料で、初期費用や月額費用もかからない

ただし手数料あり

PayPalにしてもPayPal.meにしても海外取引では手数料がかかります。

海外からの送金にかかる手数料は次の2つです。

海外取引にかかる手数料

  • 通貨換算手数料:受取人が受け取る通貨が異なる場合に発生。送金額の3%または4%
  • 受取手数料:送金額の4.1%+40円

仮に100ドルの取引で日本円で受け取る場合、手数料を差し引いた金額は96ドルになります。

PayPalのビジネスアカウントでは、通貨換算手数料が3%から2.5%に、受取手数料は送金額の3.4%+40円に割引されます。

別にPayPalでもいいんだよね?

はい、通常のPayPalでも相手のメールに請求することができます

私はXのDM上で請求と決済を完結したかったのでmeを使いましたが、どちらでも良いと思います

クライアントとのやりとりで決めること

海外取引といっても、決めるべきことに国の違いは関係ないと思います。

クライアントとのやりとりでは次のことを相談して取り決めます。

やりとりで決めること

  • 依頼の詳細内容(イラストの利用用途、商用利用の有無、デザインの詳細、サイズ、ファイル形式、背景の有無など)
  • 資料提供の有無
  • 期日・納期
  • 価格
  • 支払い方法(今回の場合はPayPalを指定)
  • 支払い期限(前払いか後払いか)
  • 納品方法・納品場所
  • 実績公開の可否(可能ならいつか)

トラブルを起こさないためにも、引き受ける前に次のことをクライアントに必ず確認しましょう。

DMの対応方法

では、実際のDM上でのやりとりの流れを実際のスクリーンショットをお見せしながら説明します。

(※クライアント様にはブログ記事で今回のお取引を紹介させていただく承諾をいただいております)

依頼がきました

XのDMでイラスト制作の相談がきました。

依頼内容を翻訳して確認

DeepLで翻訳して依頼内容を確認します。

発注依頼には、イラストの利用目的や、期日、サイズや背景有無の指定、資料の有無、価格と支払い方法についても触れていることがわかります

返答する

それに対して返答します。DeepLで返答文を書いて翻訳された文をXのDMにコピペして送信します。

かなさん、こんにちは。

お返事遅くなってごめんなさい。
前回のイラスト、ご満足いただけたようでよかったです!

現在、別の依頼をしているのですが、遅くとも今月25日までにお受けできれば、10月10日までに納品可能です。

価格は50ドルです。
お支払い方法はPayPalです。
ご入金確認後、制作を開始いたします。

価格とお支払い方法をご確認ください。
ご質問等ございましたら、お気軽にお尋ねください!

ありがとうございました。

フォックスアイ

クライアントが希望する期日、価格、支払い方法、支払い後に依頼引き受けることを明記して、ご確認いただきます。

PayPal.meの支払いリンクを送る

価格に問題がなければ、PayPal.meの支払いリンクを作ってメッセージに貼って送信します。

もし金額と支払い方法に同意いただけましたら、次のリンクよりお支払いください、方法は…ということを書いています。

クライアントがPayPalの支払いリンクを開くと、こんな画面が表示されるはずです。

リンクを送ったら入金を待ちます。

入金確認

クライアントから入金があるとPayPalからお支払いがありましたとメールがきます。

クライアントへ入金お礼と、これから作業に着手するため資料提供をください、と連絡します。

資料が送られてきたら作業開始します。

中間チェック

クライアントの要望との行き違いがないようにするため、小さい用紙でスケッチを4パターン描いて、クライアントに提案して、どれを清書したいかを選んでいただきました。

送信文です。「どの案がいいですか、他に何か要望はありますか」ということを聞いています。

クリーンナップ〜最終チェック〜納品

選ばれた案を指定サイズで清書します。

完成データをOKをいただきました。

この後、データはメールに送って欲しいとのご指定でしたので、メールに添付してお送りしました。

以上で取引は完了です。

直接取引で気をつけること

改めて、依頼を引き受ける前に気を付けておきたいことを書いておきます。

  1. 期日:引き受けしまうと、期日までに絶対に納品しないといけない。作業にかかる工数と、納期とクオリティを守れる期間を確保できるかを確認したうえで引き受ける。
  2. リテイク回数:リテイクの修正を何回も引き受けてしまうと、納期やクオリティを守れない危険がある。チェック回数やリテイク回数を定めておく。例えばチェック回数はラフの段階とクリーンナップの2回で、修正対応はそれぞれ1回まで。また、修正対応範囲も決める。1回目のチェックではポーズ修正可、2回目のチェックで色味調整のみ、など。
  3. テイストの違いを防ぐ:1枚のみの案で清書して、提出したらテイストの違いでNGをくらってしまうと、やはり納期を守れないリスクがある。テイストや方向性に間違いがないよう、はじめにスケッチを複数案描いてクライアントに見て選んでもらった方が良い。クライアントも安心するし、クリエイターも無駄な工数をかけずに済む。
  4. 入金のタイミング:事前(作業前)が良い。

私なりに国内外問わず、クライアントとの直接取引で気をつけることを書いておきます。

まとめ

それでは、まとめです。

今回は、Xで海外の人から直接イラストの制作相談が来たらどうしたらいいのかについて、解説してきました。

  • 言語が違ってもDeepLなどの翻訳ツールを使えば問題なし
  • 支払い方法はどこの国の人や通貨が違っても送金を受けることができるPayPalを利用
  • PayPal.meを利用する場合はビジネスアカウントを作成する必要がある
  • クライアントとのやりとりでは、依頼の詳細、期日、支払い方法、入金タイミング、納品場所をしっかり取り決めてから依頼を受ける

いかがでしょうか?

翻訳ツール、支払い方法、やり取り、この3つを確立すれば海外からの直接依頼に対応することができます。

あとは実践あるのみです!

今回ご紹介したakAgiさんの2冊の著書も参考になりますので、チェックしてください。

このブログでは、お絵かき初心者向けに役立ちそうな情報を発信しています。この記事が役に立ったと思ったら、ブックマークやXのフォローよろしくお願いいたします。

以上フォックスでした!それではまた!

参考

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イラスト×Live2Dでお金を稼ぐ戦略術 ~無名の凡人クリエイターが効率よく、フリーで活動するための教科書


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海外からのイラスト依頼・DM対応方法

DeepL

PayPal.me

Special Thanks

Kana Arora

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