なんと新社会人の半分以上が退職を検討?その理由とは

こんにちは、フォックスです!

最近ネットで気になる記事を読んだので、今回はこれについて解説します。

日本労働組合が全国の新社会人(21年卒)472人に勤務意識に関するアンケート調査を行ったという記事です。

新社会人(21卒)の約50%がすでに退職を検討「新社会人の勤務意識に関するアンケート」結果発表」

詳しくはURLにリンクを貼っておいたので気になる方は見てください。

このアンケートで「入社後に退職を検討したことがありますか?」という質問をしたところ、ある」と答えた人が50.6%でほぼ半数、という結果が出ました、と。

今回は、その理由と私なりに考える対処方法を書きますので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

退職を検討する理由

新入社員のうち半数が退職を検討しているということですが、理由は何でしょうか?それが次のアンケートです。

「入社した会社で働き続ける場合に懸念や不安があれば教えてください」

これに対して、上位3つの理由だけピックアップすると次の通りです。

  • 1位 人間関係 22.0%
  • 2位 給料が安い 17.0%
  • 3位 やりがい 8.2%

第1位が「人間関係」、第2位が「給料が安い」、第3位が「やりがい」です。

1位と2位は新社会人じゃなくても常にトップに入る動機です。3位に「やりがい」が入るのが新社会人らしい、と記事では言っております。ちなみにコロナウイルスの影響を懸念している人は3.1%でした。

アンケートにはさらに続きがあるので、順にみてみましょう。

仮に退職をする場合に懸念や不安があれば教えてください

  • 1位 転職できるか 43.6%
  • 2位 収入不安 19.0%
  • 3位 人間関係 8.6%

入社した会社で働くことの最近感じるメリットを教えてください

  • 1位 自分の成長 18.7%
  • 2位 給料がいい 12.4%
  • 3位 人間関係が良好 11.6%

入社した会社で働くことの最近感じるデメリットを教えてください

  • 1位 給料が安い 18.7%
  • 2位 長時間労働 12.4%
  • 3位 人間関係 11.6%

ここまでの結果をまとめると、新社会人は以下の3項目に強い関心があることがわかります。

給料、人間関係、成長(やりがい)、長時間労働です。

具体的行動で懸念を払しょくする

給料、人間関係、成長(やりがい)は新社会人だけでなく、会社員全世代の関心ごとです。

私も会社員歴20年で現在管理職なのでスタッフの悩み相談など受けたりしますが、多くが人間関係の悩みの相談、次に給料や待遇です。ちなみにコロナ禍でリモートワークになったら人間関係の悩み相談は激減しました。

悩みに浸る人は多いですが具体的に改善行動に移してる人はあまりいません。ですので、私だったらどうするかについて解説します。

給料の悩みについて

給料についての懸念ですが、会社の人事制度や給与テーブル表を見るのがいいです。

その会社でどうやったら昇格できるのか昇格したらいくらもらえるのかがわかります

もし係長、課長クラスでも低いと感じたなら、その会社で昇給を望みながら働くのは時間のムダです。私ならこの時点で転職を考えるでしょう。

それから、もし自分がその人事制度の基準で1ランク上の仕事をやってるな~と思ったら、上長に「自分はそのクラスの仕事をやっているから、昇給・昇格させてください」と相談しましょう。

成長(やりがい)の悩みについて

成長(やりがい)は、自分の仕事がうまくいってなかったり、達成感がなかったり、自分のしたい仕事でなかったり、同じことを繰り返すルーティン作業をしていると感じます。言ってみて変わるなら儲けものです。

これに対してですが、作業自体に意味を求めると疲れます。だから淡々とこなすか、目標を設定するといいと思います。今日は仕事を何個こなした、明日は今日より何個、月にこれくらいこなすなど、目標を設定して日々をゲーム感覚でしてみることです。

人間関係の悩みについて

そして、この中でいちばん難しいのが人間関係です。会社員である限り人間関係はコントロールできません。

会社はガチャと一緒で一緒に働く人を選べません。ウマが合う人もいれば合わない人もゼッタイに存在し、好きな人だけでなく、どんなに嫌な人がいても共存していかないといけません。

まずは近寄らないよう転属、配置転換願いを出すなどし、物理的に嫌な人と接触しない・距離をとるようにしましょう。

もしいやがらせやハラスメントがあったら、部内の上長、人事に相談して解決に持ち込めます。今の世の中、会社はぜったいにそういう人物を放置しませんのですぐ対応してくれると思います。

改善されなかったら、身内に甘い組織です。自浄作用のない会社だと思って見切りをつけたほうがいいでしょう。

長時間労働の悩みについて

残業が多くて悩んでいる人も多いです。しかし全員残業してるわけでなく、定時で帰る人は帰っていたりしますよね。

「なんで私はこんなにがんばっているのに、あの人はいつも定時で帰るの?」と腹立たしくと思ったことも人もいるでしょう。

がんばるあなたは責任感があるのでしょう。ですが帰った人が仕事をこなしているなら、仕事のやり方に問題があるはずなので、見直してみてください。

できることは、その日で仕事の優先順位をつけてやることやらないことを決めましょう。

また、並列で仕事をしないことです。マルチタスクはやめてください。1個ずつ片付けます。

メールやチャットの返信を後回しにしないようにしましょう。書きかけのメールをずっと下書きでいじってはいないでしょうか?相手がどう思うかを考えたり、言い方をソフトにしたりして時間を浪費しています。

あとはタスクの完成度を100%を目指さないことです。6割完成したら、上司に見てもらうなりしましょう。相手に投げて、フィードバックを待つ間に次の仕事に手をつけるのです。そうしてフィードバックをもらってから残り4割で完成した方が効率的です。

まとめ

新社会人でもベテラン社員でも、会社に所属する限り給料、人間関係、成長、労働時間の悩みは変わりません。

  • 給料の懸念については、会社の人事制度や給与テーブルを見れるなら見る。昇格できる基準が分かるし、将来の年収の予測ができる。自分が満足できる額なのか確かめる。場合によってはその基準を持って昇給、昇格を願い出る。
  • 成長については、いま好きな仕事ができているなら継続すればいいし、継続して成長を感じる限り継続する。ルーティンワークだったら目標を設定してゲーム感覚で楽しむ。そのうち、なんか成長できてないな~とか思い始めたら、そのジョブのレベルではカンストに近い。昇格できるならして仕事の幅を広げてみる。
  • 人間関係について悩んだら、上司や人事に配置転換を願うとかし、物理的に距離を取る。メンタルケアに相談してセルフマインドをコントロールするか、ハラスメントなら人事に相談、対応してもらう。
  • 長時間労働していたら、まず自分の仕事のやり方から見直す。優先順位をつけてやらないことを決める。マルチタスクをやめる、メールは端的にする、仕事は6割で様子をみる。それでも終わらない仕事はあなたの責任ではない。仕事を仕切っている上長や会社の責任である。

悩んでいても時間がもったないし事態は好転しないので、行動しましょう。もし行動しても変わらない、話を聞いてくれない会社なら辞めた方がいいです。

それではまた次の記事でお会いしましょう!以上フォックスでした。

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